『プログラマーは世界をどう見ているのか』ひろゆき(西村 博之) (著)
書評
執筆責任者:イスツクエ
今回紹介する本はひろゆき氏の「プログラマーは世界をどう見ているのか」である。あの2ch創設者の西村博之氏である。この本はタイトル通り、プログラマーは生活でどのように思考したり物事を見ているのかについて述べた本だと思い読み始めたがそうではなかった。大筋としてはHTMLとJavaScriptを用いて簡単なページを作成していく過程で、プログラマーならこう考えるというものが述べられている。つまりプログラミングのコードについての解説とプログラミングをやる上での思考法が両方書かれているという感じだ。HTMLとJavaScriptについての内容は文字のサイズや色の設定の仕方から、最後にはJavaScriptの機能を使いボタンを配置し押すとメッセージが表示されるようなものまで書かれている。次に思考法については一般生活での思考のようなものではなくプログラミングコードを書くときの具体的な思考法であり、繰り返しを見つけfor文を使用する、ifによる分岐の思考などである。for、if、whileなどはプログラミングでは最も代表的な関数であるプログラミングをかじったことのある人なら最初に習うので当たり前のことに思えるかもしれない。しかし全くのプログラミング初心者がプログラミングに挑戦したいときにはHTMLという最もハードルの低いものを使いプログラミングの王道的な考え方を学ぶことができる。またプログラミングの軽い原理、フロントエンドとバックエンド、プログラミング言語の種類など、プログラミングを始める上で知っておくと便利なことにも序盤や終盤で触れられている。また、ひろゆき氏が書いたこのように、この本は全くプログラミングを触ったことのない初心者には得られるものがあるかもしれないのでぜひ読んでみてはどうだろうか。
(752文字)
追加記事 -note-
コメント