『フランス語をどう学ぶか』田辺保(著)
書評
執筆責任者:イスツクエ
今回紹介する本はフランス文学者である田辺保氏によって書かれた「フランス語をどう学ぶか」という本である。誰でも1度は外国語を勉強しようとしたことがあるのではないだろうか。しかし言語には発音、単語、文法、そしてその国の文化についてなど学ぶことが多くどこから手をつけたらよいのか分からないものだ。この本ではフランス語を学ぶにあたってどう進めていくべきかについて学べて、さらにフランス語の美しさについても触れることができる。言語にはそれぞれ特有の音がある。中国語を全く話すことができない人でも、中国語を聞けばそれが中国語であることはなんとなく分かる。それは中国語特有のイントネーションや話し方を無意識に理解しているからだ。フランス語にもフランス語特有の音が存在する。それを感じ取るためには音楽が効果的である。英語が話せない人でも英語の歌は聞くし歌うこともある。音楽というのはそれだけ、知らない言語であってもとっつきやすいものだ。だから、フランス語を学習するならまずはフランスの語の音楽を学ぶことから始めるとよい。さらにフランス語の美しさも味わうことができる。フランス語の音楽を四六時中、流しっぱなしにしてみることは効果的であるし、フランス語の魅力にも気づいてくるだろう。また、フランス語を学ぶ上でフランスについて知ることは重要である。言語というものはその国の文化を反映するものである。さらに、フランスを知ることは学習するモチベーション向上にもなる。そのほかこの本では単語の覚え方、作文、文法、会話などについても書かれている。フランス語に興味はないがフランスには興味があるという方にも読んで楽しめる内容となっている。
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