『良い戦略、悪い戦略』リチャード・P・ルメルト(著)
書評
執筆責任者:匿名希望
私が今回書評したのは,あの、リチャード・P・ルメルトの名著である、“良い戦略・悪い戦略“という本である.この本は非常に興味深くて面白く,読者の今後の将来における思考の柱、OSとしてぜひインプットしておくべきだし、しておきたい本である。この本は、戦略とは何かをしっかりと考えさせられる本であり、また、比較的容易に描かれているため、経済学や経営学の知識が必要な部分を除いて、非常に理解もしやすくなっている。この本を読んで、私の頭の中に特に深く刻まれていることは、良い戦略は非常にシンプルかつ単純であり、自分の中にある強みを、ここぞという時を常に伺った上で、その時がきた際に最大限発揮すること、ということである。このことで私自身について、非常に考えさせられ、少しずつ目標が定まってきた気がしている。また、この本で、良い戦略とは、目標と戦略を取り違えておらず、実際の行動を確実に促すものになっていることを体得した。また、このような内容に対しても、アメリカの国防白書など、具体例を持って示されているため、非常に理解しやすくなっている。ただ、戦略論を扱う上で具体例として扱わざる得ず仕方がないのかもしれないが、唯一の欠点としては、経営学や経済学、株式に関する知識を持ちあわせていないとしっくりと理解ができない部分がある点である。この部分の知識を噛み砕くことができれば、受験生でも、今後の人生や受験に関して必読の書かもしれないと私は考えている。そのくらいこの本は価値があると断言できる。この本は、何度も何度も、間を空けて繰り返し読むことで、読んだ人々の舵の精度を非常に向上させてくれるような、そんな素晴らしい本だと自信を持って言える。この本を手に取った諸君の健闘を祈る。
(728文字)
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